「これから本格的に転職活動を始めたいので、利用する転職エージェントを比較して決めていきたい。ネット上では評価がまちまちで結局何が正しい情報なのか分からないな。実体験を元にdodaの評判を体系化してほしい。」
今回はこのようなお悩みをお持ちのあなたに向けた記事です。
ネット上には多くの転職特化サイトで転職エージェントの比較記事が公開されていますが、利用者のアンケート結果をまとめたものが多いので、根拠の記載がありません。
本記事の内容を参考にするだけで
利用体験談からdodaの実態を知り、自分に合った転職エージェントを決める際の一助にする
ことができますよ。
本記事は「私の実体験を元に」述べていますので、事実を元にお伝えすることができます。
これから転職活動に本腰を入れていきたい方にぜひご一読いただきたい記事です。
dodaとは
dodaとは人材紹介会社大手のパーソルキャリア株式会社が運営する転職サイトです。テレビCMで深田恭子さんが演じているデューダ子は有名ですよね。
転職エージェントとしては、リクルートエージェントに次ぐ求人数を保有しており、2020年6月現在
正社員だけで54,000件以上の求人を保有
しています。
また、その中でもdodaのみが保有している求人、つまりは非公開求人の割合が8割を超えており、充実しています。
大手転職エージェントということで担当者の当たり外れがなさそうと思ってしまいますが、実態はどうなのでしょうか。次項でその真相に迫っていきたいと思います。
他転職エージェントと比較しながらdodaの評判を解説
ここでは、現役転職者である私が実際に利用してみて判明したdodaのメリットとデメリットを元に、評判を解説していきます。
✔️メリット
- 一度に転職サイトとエージェントサービスに登録できる
- 企業担当から希望条件に沿ったオファーを貰えることが多い
- Web履歴書の使い勝手が良い
- 応募・選考状況のUIが見やすい
✔️デメリット
- アサインされるアドバイザーの当たり外れが激しい
- 企業担当からのオファーを大量に受ける
- 希望条件に当てはまらない企業から同じ時間帯に繰り返しスカウトがくる
- 求人企業の資本関係を確認することができない
それでは、メリットから順に詳細を説明します。
一度に転職サイトとエージェントサービスに登録できる
転職サイト経由でエージェントも同時に登録されるので、二度手間が省けます。
例えばリクルート系の場合は、サイトとエージェントで独立しており、それぞれ「リクナビネクスト」「リクルートエージェント」という形で運営しています。
そのため、両者に登録したい場合は、それぞれ専用のフォームに必要事項を入力する必要があり、二度手間です。
dodaでは、転職サイトに登録することで、基本情報がエージェントサービスに自動反映されるので便利です。
企業担当から希望条件に沿ったオファーを貰えることが多い
他の転職エージェントと比較して、自身の希望条件に合致したオファーが送られてくることが多いです。
特にdodaでは企業担当からのオファーの数が膨大なので、必然的に自身の希望条件に沿った求人を紹介される可能性も高くなります。
企業担当からの紹介経由で申し込むと、転職エージェントを利用する際のリスクである「企業担当に絞り込まれるリスク」を低減することができるので、結果として書類選考通過率の向上が期待できます。
企業担当による絞り込みのリスクって何ですか。
選考書類が転職エージェントの企業担当により落とされ、企業側に届かなくなるということです。企業は候補者を選別する手間を省くために転職エージェント経由で求人をかけるため、転職エージェントはその期待に応えるべく、企業からの要望に応じて最適な人材を提供する必要性が生まれます。その過程で応募書類が企業担当によって選別されます。
Web履歴書の使い勝手が良い
他の転職エージェントと比較して、エントリーまでのプロセスが快適です。
例えば他の転職エージェントでは、企業へエントリーする際以下のような問題点があります。
✔️他エージェントの問題点
- リクルートエージェント:キャリアシートに字数制限がある
- パソナキャリア:企業ごとに履歴書を作成しなければならない
dodaの「Web履歴書」では、自己PRや職務経歴に字数制限がなく、一旦登録すれば使いまわせるので便利です。
応募・選考状況のUIが見やすい
他エージェントと比較して、選考状況のUIが見やすく、選考フェーズごとの数を正確に把握することができます。
下の図をご覧ください。
それぞれ応募中・選考中・結果に分類されており、状況を一目で理解できます。尚、言葉の定義は以下の通りです。
✔️言葉の定義
- 応募中:書類選考結果待ち
- 選考中:面接予定、面接結果待ち
- 結果:お見送りの数
クリックすると、選考フェーズごとに企業内訳を確認することができるのも便利です。
続いてデメリットについて詳細を説明します。
アサインされるアドバイザーの当たり外れが激しい
担当するアドバイザーの当たり外れが激しいことが気になりました。
私の場合でお話すると、当初アサインされたアドバイザーは私が希望していた業界に関する知識が全くなく、転職のプロに相談しているという実感が全く湧きませんでした。
そのため、こちらからアドバイザーの変更依頼をかけ、業界歴4年以上のアドバイザーが担当につきました。
それからは、内部情報等を詳しく知ることができ、今では効率的な転職活動を実現できています。
アドバイザーによる差をあまり感じられなかったのはパソナキャリアです。
パソナキャリアは登録時に職歴により登録を断られるということも少なく、分け隔てなく接していただけるので好印象を感じています。
☆登録はこちらからできます。
企業担当からのオファーを大量に受ける
企業担当からのオファーを大量に受け、メールの受信ボックスの邪魔になることがあります。
こちらは先述したdodaのメリットと表裏一体な部分があるのですが、日々大量にくる企業担当からのオファーをストレスに感じなければ、自身の希望条件に合致したオファーに巡り合うのを待つことをおすすめします。
希望条件に当てはまらない企業から同じ時間帯に繰り返しスカウトがくる
希望条件に当てはまっていないのにも関わらず、同じ企業から同じ時間帯にスカウトを受けることがあります。
dodaの場合、転職サイトと転職エージェントが一体化しているので、転職サイトの欠点である「希望条件に当てはまらない企業からのスカウト」を受けてしまうのです。
また、頻繁にスカウトをしてくる企業は慢性的に人が足りていないブラック企業である可能性が高いので、避けることをおすすめします。
求人企業の資本関係を確認することができない
求人情報の企業概要欄から資本関係を確認することができません。dodaの企業概要欄では以下が掲載されています。
✓掲載されている情報
- 代表名
- 設立年月
- 資本金
- 社員数
- 平均年齢
- 営業実績
- 業績補足
- 事業内容
- 株式市場
- 主要顧客
- 主要関連企業
- 競合企業
- 売上高構成比率
- 男女比
社員数、平均年齢等は確認できますが、親会社やグループ会社の情報が載っていません。
企業選択において、資本関係は重要な要素なので、痛手です。
そのため、企業ごとにホームページにアクセスして、情報を収集することをおすすめします。
dodaの評判を元におすすめできる求職者とは
これらの理由からdodaを使うべき求職者は
✔️担当アドバイザーの力量を見極めることができ、企業担当からのオファーや企業からのスカウトの中でしっかり選別していくことができる方
となります。
他エージェントとは異なり、年齢による制限を受けることはないので、あとは求職者ごとの転職活動のスタイルに委ねられます。
リクルートエージェントに求人数では劣るとはいえ、サポート力はdodaに軍配が上がりますので、各々自身に合った転職エージェントを見つけてみてください。
dodaの利用に関するよくある質問
ここでは実際にdodaを利用するにあたり、よく質問される内容を厳選しました。以下、それぞれ回答していきます。
✔️質問一覧
- 正社員としての実務経験がないと、登録を断られることはありますか。
- 支店展開していますか。
- アドバイザーと企業担当の違いを教えてください。
正社員としての実務経験がないと、登録を断られることはありますか。
基本的に断られることはありません。しかし、社会人経験がない場合は断られる可能性もあります。
キャリアカウンセリングは支店展開していますか。
北海道、宮城県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県に支店展開しています。詳しくは次のURLをご参照ください。(https://doda.jp/area/map.html)
アドバイザーと企業担当の違いを教えてください。
転職エージェントという組織には大きく分けて、求職者をサポートする「アドバイザー」、企業との選考日時の調整や求人企業を開拓する「企業担当」が存在します。つまり、役割に応じて分担されているのです。名目上、アドバイザーから企業に売り込んでいくと求職者に期待させるような発言をしますが、実態はほぼ無力であり、企業担当に落とされていることが多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
転職エージェントの評価はアドバイザーに依存していることが多く、アドバイザーとは相性の問題もあるので、転職エージェント比較は参考程度に留めておくことをおすすめします。
あなたの転職活動が成功することを祈っております。
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