「今いる会社は今後先細りしていきそうだから転職を検討したいな。異職種にチャレンジしたいけど、コロナ禍でどこも不況のあおりを受けているから転職するべきか悩む。今の状況で転職活動を進めたらどうなるのか実態を知りたいな。」
今回はこのようなお悩みをお持ちのあなたに向けた記事です。
特に年齢を重ねている方であれば早めに転職したいと焦ってしまいがちですが、今の状況ではキャリアに傷をつけてしまうことにもなりかねません。
本記事の内容を参考にするだけで
コロナ禍で未経験職種への転職活動を進める場合の実態を知ることができ、今動くべきなのかを判断する一助にする
ことができますよ。
実際に私も「コロナウイルスによるあおりを受ける中で転職活動を進めていた」ので現実ベースでお伝えすることができます。
これから転職活動を進めるべきか悩んでいる方にぜひご一読いただきたい記事です。
コロナ禍で転職活動を進め、未経験職種への入社が決まった筆者の戦績
未経験職種への転職活動を進める際の注意点を挙げる根拠として、ここでは私自身のこれまでの転職活動における戦績を述べていきます。
選考段階別に分け、実際の数字を公開します。
参考程度に筆者の基本情報を以下記載します。
✔️筆者の基本情報
- 20代後半
- 大学卒業まで留年等なくストレート
- 大学卒業後、同年4月に従業員数5000人以上の企業に法人営業職として入社
- 3年以上勤めて2019年10月末に退職
私は2019年の10月末に前職を退職後、同年11月から今年の5月末まで転職活動を進めてきました。つまり、転職活動にかかった期間は7ヶ月ちょうどになります。
転職活動を始めたての頃(2019年11月〜1月)はまだ売り手市場であり、かつ時期的にも求人が多くなるタイミングだったので、精神的な余裕を持って進めることができました。
とはいえ、未経験職種へのキャリアチェンジということもあり、書類選考の段階でお見送りされるケースが大半であり、苦戦を強いられました。
そのような中、予想だにしていなかったコロナウイルス感染拡大の影響が重なり、更に転職活動が長引いてしまうことになりました。
特に皆さんにお伝えしたい事実は以下の通りです。
✔️注目点
- エントリー数では通算200社を超えており、内176社は書類選考段階でお見送りされている
- 最終面接が顔合わせである場合は少なく、大抵はがっつり選考される
- エントリー数200社のうち、内々定は2社のみとなっている
エントリー数では通算200社を超えており、内176社は書類選考段階でお見送りされている
未経験職種へのチャレンジということもあり、実務経験が最重要視される転職現場では、書類選考段階でバッサリと足切りされます。
200社のエントリーに対して、24社の書類選考通過なので、10%程度の通過率となります。
未経験可の求人、つまりポテンシャル求人にエントリーしても、職種経験者が参入してくることもあり、相対比較によりお見送りとなったケースが多発しました。
詳しくは下記記事の項番2.1をご覧ください。
最終面接が顔合わせである場合は少なく、大抵はがっつり選考される
転職界隈では、これまでの選考で採用は決まっており、最終面接は顔合わせ的な要素が強いという噂が散見されますが、まったくのデマです。
そもそもの採用枠に依存するところもありますが、最終面接はこれまでの面接とは異なり、採用を決める重要な局面ですので、企業側も合否判断に慎重になります。
詳しくは下記記事の項番2.3をご覧ください。
エントリー数200社のうち、内々定は2社のみとなっている
コロナ禍で未経験職種への転職を目指した20代後半の一例として参考にしていただければ幸いです。
大手転職サイトでは内定を獲得した求職者の平均エントリー数が数十社であるとの記載が散見されますが、それは各々のスキルや置かれた状況によって大きく変化します。
特に未経験職種の場合、面接の場にも立てないということが頻繁に起こり得ますので、長期戦を覚悟する必要があります。
コロナ禍で未経験職種への転職活動を進める際の注意点3選
これらの情報を元に、コロナ禍で未経験職種への転職を検討する際の注意点を3つに絞って述べていきます。
✔️注意点3選
- 数百社の企業から毎日のように書類選考で落とされる
- 面接まで進み手応えを感じても相対比較で落とされる
- 退職後に転職活動を進める場合は、空白期間が長期化することが多い
数百社の企業から毎日のように書類選考で落とされる
ポテンシャル求人に絞ってエントリーしても経験者との相対比較で落とされる覚悟を持ってください。転職市場における「未経験歓迎」はまったく歓迎していません。
即戦力が求められる転職市場において、企業側としては未経験からの人材育成にリソースを割くことを避けたいと考えていると認識しておくべきです。
面接まで進み手応えを感じても相対比較で落とされる
熾烈な書類選考を通過し、面接まで駒を進めても、相対比較で落とされます。
中途採用は良い人材をできるだけ多く確保するのではなく、採用枠に応じて消去法で候補者を選別していくので当然です。
そのため、面接で手応えを感じても、職種経験者との比較で落とされてしまうことが頻繁に起こります。
退職後に転職活動を進める場合は、空白期間が長期化するケースが多い
特に現在はコロナウイルス感染拡大の影響で求人の縮小が加速し、企業の採用に関する目線も高くなっています。
そのため、職種未経験であっても、企業側が歓迎要件として設定している内容と近い実績を残しておく必要があります。
転職の難易度が高まっているので、転職活動の長期化が懸念され、空白期間として経歴に傷をつけることにもなりかねません。
すでに転職活動への意思を固めている方向けのアクションプラン
コロナウイルス感染拡大により転職活動の難易度が上がっているとはいえ、転職活動を進めざるを得ない状況に置かれている方もいらっしゃると思います。
ここでは、そのような方向けにケース別でアクションプランを考えていきます。
ケースその①:すでに会社を辞めている
「もう前職を退職してしまったから今更転職活動をやめることはできない。でも空白期間の長期化は阻止したい。」
「このような方の場合は、空白期間を利用して希望職種に必要なスキルの習得や企業へのアピールとなるポートフォリオの作成をおすすめします。例えばWebデザイナーを目指すのであれば、WordPressでWeb制作に取り組むのも良いでしょう。」
個人でスキルを身につけるのが不安であれば、スクールに通うのも手です。
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おすすめポイントは以下の通りです。
- 参加者の71.6%はパソコン初心者からのスタートに関わらず、転職成功率は95.1%という実績を残している
- 面接のロールプレイングから実際の仕事を体験するアクティビティを取り入れており、選考突破方法だけでなく、就業後にも役に立つ働き方を身に着けることができる
- 新型コロナウイルス感染拡大を鑑み、自宅等で面談・セミナー受講を行うことができ、転職までつなげることができる
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ケースその②:今の環境から逃げ出したい
「現職では、日常的にパワハラを受けており、人間関係も劣悪だ。精神を病んでしまう前に辞めてしまいたい。」
「このような方の場合は、真っ先に辞めてしまいましょう。自身の身体が一番の資本です。毎月の収入が途絶えることで経済的な余裕が無くなってしまう場合は、正社員登用ありの非正規枠に応募したり、クラウドワークス等で実績を積むことをおすすめします。」
また、転職に関する不安は一人で抱え込まずに転職エージェントに相談することをおすすめします。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
コロナウイルスによる影響は誰しも予想していなかった緊急事態のため、企業側も今後の対応に追われています。
このような状況だからこそ、先を急がずに自分に投資してみる期間にするのも良いかもしれませんね。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
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