「ネット上では多くのサイトで転職エージェントの順位付けがされているけど、それぞれ結果が異なっている…。結局どの情報が正しいのか分からないな。実体験を元にパソナキャリア の評判を体系化してほしい。」
今回はこのようにお困りのあなたに向けた記事です。
本記事の内容を参考にするだけで
信憑性のない誤情報に惑わされることなく、転職エージェントを利用する際の一助とすること
ができますよ。
実際にこれらの内容は現役転職者である私が、2019年11月〜2020年現在の利用体験談を元に記載しておりますので、最新版の根拠を提示することができます。
これからパソナキャリアの利用を検討している方にぜひご一読いただきたい記事です。
- パソナキャリアとは
- パソナキャリアの評判をメリットとデメリットを挙げて解説
- メリット①: 実務経験が浅くても登録を断られることがない。
- メリット②: 条件をクリアすれば、「再就職支援サービス」を受けることができる。
- メリット③:今のスキルに見合った現実的な求人を担当アドバイザーから紹介される。
- メリット④:こちらからの相談に対する返信が比較的早い。
- メリット⑤: 企業担当(RA)によって切られることが少ない。
- デメリット①: 若手には不向き。
- デメリット②:求人を絞って紹介されるので、多くの求人を元に選定できない。
- デメリット③: 担当アドバイザーが求職者の選考状況を把握していないケースがある。
- デメリット④: 企業ごとに履歴書を作成し、マイページにアップロードする必要がある。
- デメリット⑤: 専用のアプリが開発されていない。
- パソナキャリアを使うべき求職者
- パソナキャリア利用に関するよくある質問
- まとめ
パソナキャリアとは
パソナキャリア とは、大手人材派遣会社の株式会社パソナのグループ会社であり、転職エージェントサービスを提供しています。赤色の転職エージェントと言えば、真っ先にパソナキャリアを思い浮かべますよね。
日本全国に支店展開しており、取り扱っている求人数は37,000社にものぼります。
多くの転職エージェント比較では、未経験職種へ転職する場合やブランク期間が長いと利用を断られることが多いと記載がありますが、果たして本当なのでしょうか。
次項でその真相に迫ってみたいと思います。
パソナキャリアの評判をメリットとデメリットを挙げて解説
ここでは、現役転職者である私が実際に利用してみて判明したパソナキャリアのメリットとデメリットを公開していきます。
✔️メリット
- 経験が浅くても登録を断られることがない。
- 条件をクリアすれば、「再就職支援サービス」を受けることができる。
- 今のスキルに見合った現実的な求人を担当アドバイザーから紹介される。
- こちらからの相談に対する返信が比較的早い。
- 企業担当(RA)によって切られることが少ない。
✔️デメリット
- 若手には不向き。
- 求人を絞って紹介されるので、多くの求人を元に選定できない。
- 担当アドバイザーが求職者の選考状況を把握していないケースがある。
- 企業ごとに履歴書を作成し、マイページにアップロードする必要がある。
- 専用のアプリが開発されていない。
以下、それぞれ詳細を説明します。
メリット①: 実務経験が浅くても登録を断られることがない。
未経験職種を志望する場合でも断られることがありません。実際に私は法人営業職からWebマーケティングへの転職を希望していますが、希望の求人を紹介いただいております。
また、現時点で退職後5ヶ月以上のブランクがありますが、求人紹介を断られておりません。
メリット②: 条件をクリアすれば、「再就職支援サービス」を受けることができる。
パソナのサービスは「人材紹介サービス」と「再就職支援サービス」に大別されます。
転職元の企業経由でエージェント登録すると再就職支援サービスを受けることができ、転職活動の全体観と面接対策が中心のセミナーを受講することができます。
メリット③:今のスキルに見合った現実的な求人を担当アドバイザーから紹介される。
他のエージェントでは、スキルよりも本人の希望を優先し、幅広い求人が紹介されるため、書類通過率が悪くなってしまいます。
しかし、パソナでは本人の適性やスキルを元に現実的な求人を絞って紹介されるので、転職活動を効率的に進めることができます。
メリット④:こちらからの相談に対する返信が比較的早い。
私のような実務経験が浅い若手に対しても、無碍にされることはありません。どんなに遅くても24時間以内には返信が返ってきます。
但し、年休を取得することがありますので、その場合はアシスタントから返信がきます。
メリット⑤: 企業担当(RA)によって切られることが少ない。
他エージェント(特にリクルートエージェント)であれば、アドバイザー経由で推薦された書類を企業担当によって落とされるケースが非常に多いです。
しかし、パソナの場合は企業の人事担当に一通り目を通してもらえます。
デメリット①: 若手には不向き。
対象年齢層が30歳〜40歳であり、若手向きではありません。
また、求人検索システム(賢索くん)を自前で持っていますが、シニアを対象にしています。対象年齢層が高めなので、若手向けのポテンシャル採用の求人も必然的に少なくなります。
デメリット②:求人を絞って紹介されるので、多くの求人を元に選定できない。
メリット③で説明した通り、求職者のスキルに応じて現実的な案件を紹介されるので、多くの求人から応募企業を絞り込みたいと考えている求職者には不向きです。
デメリット③: 担当アドバイザーが求職者の選考状況を把握していないケースがある。
担当アドバイザーが同じ求人を重複して送付してきたことがありました。こちらからExcelに整理した選考状況一覧を提示したこともあります。
案件の把握もできないアドバイザーに頼るのであれば、使っているメリットが無いのでアドバイザーの変更を検討してください。
デメリット④: 企業ごとに履歴書を作成し、マイページにアップロードする必要がある。
例えばリクルートエージェントであれば、「キャリアシート」としてシステムに登録すれば、それを使い回すことができます。
それに対し、パソナでは企業ごとに志望動機をリライトしてマイページに登録する必要があります。
デメリット⑤: 専用のアプリが開発されていない。
他エージェントでは、担当アドバイザーとのやり取りや企業へのエントリーがアプリで完結します。
それに対し、2020年現在パソナではそもそもアプリが開発されていません。そのため、Webブラウザ上での操作となるので視認性が悪いです。
パソナキャリアを使うべき求職者
これらの理由から、パソナキャリアを使うべき求職者は
✔️現在の年齢が30歳〜40歳であり、現実的な求人を元に転職活動を進めていきたい方
になります。
他のエージェント比較サイトでは、年齢が高いと利用を断られた旨の記載が散見されますが、実際はシニア向けのエージェントであると言えます。
私自身、担当アドバイザーから直接「うちはシニア向けのサービスが多いから、みーくん(仮名)のような若手はどのような結果になるのか楽しみなんですよ」と直接言われたことがあります。これが確固とした根拠です。
とはいえ人によって状況が異なりますので、自身で試してみることが一番だと思います。
私はパソナキャリアを高く評価しますが、あなたはどのように感じましたか。こちら から登録できますので、是非検討してみてください。
パソナキャリア利用に関するよくある質問
ここでは実際にパソナキャリアを利用するにあたりよく質問される内容を厳選しました。以下それぞれ回答していきます。
✓質問一覧
- 「人材紹介サービス」と「再就職支援サービス」はどう違うんですか。
- アドバイザーと企業担当の違いを教えてください。
- 賢索くんはエージェントに登録しなくても使えますか。
- 賢索くんの他に気軽に求人を検索できる検索システムはないんですか。
「「人材紹介サービス」と「再就職支援サービス」はどう違うんですか。」
「人材紹介サービス」は従来の一般的な転職エージェントサービスで、求職者を企業に入社させることで初めてフィーが発生する成果報酬型であり、企業は候補者の想定年収の3割をエージェントに支払う契約になっています。
「再就職支援サービス」は、転職元の企業とも契約を結びます。つまり、転職元からの一定のフィーをエージェントに支払うことで、求職者は手厚いサポートを受けることができます。サポート内容の一つが先述した面接対策セミナーです。
「アドバイザーと企業担当の違いを教えてください。」
転職エージェントという組織には大きく分けて
・求職者をサポートする「アドバイザー」
・企業との選考日時の調整や求人企業を開拓する「企業担当」
が存在します。つまり、役割に応じて分担されているのです。
名目上、アドバイザーから企業に売り込んでいくと求職者に期待させるような発言をしますが、実態はほぼ無力であり、企業担当に落とされていることが多いです。詳細は以下をご覧ください。
「賢索くんはエージェントに登録しなくても使えますか。」
できません。
パソナに登録すると、ログイン用のIDとパスワードが発行されますので、それで初めて利用することができます。
「賢索くんの他に気軽に求人を検索できる検索システムはないんですか。」
現状、ありません。
賢索くんは前述した通りシニア向けの検索システムなので、若手の方は並行して他の転職エージェントに登録することをおすすめします。
まとめ
パソナキャリアはシニア向けの転職エージェントであり、人を選んでしまう事実は否めません。しかし、実務経験が浅いことや空白期間があったからといって登録を控えるのは非常にもったいないです。
現代はインターネットの発達により情報が氾濫し、特に比較サイト等は、事実と反して評価や順位を恣意的に変えられてしまうことをご認識いただければと思います。
あなたの転職活動の成功を祈っています。