「多くの求人との接点を増やしたいから複数の転職サイト・エージェントに登録したけど、スカウトメールが大量に届いて鬱陶しいな。スカウトを貰えるだけありがたいけど、どれも似たようなメールばかりで逆に怪しく感じてしまう。メールのタイトルだけで企業側の本気度を見分けられる方法を教えてほしいな。」
今回はこのようなお悩みをお持ちのあなたに向けた記事です。
実は同じスカウトでも転職サイト・エージェントごとに意味しているところが異なります。
本記事の内容を参考にするだけで
各転職サイト、エージェントごとにスカウトの違いを理解し、利用するスカウトサービスを決める一助にする
ことができますよ。
本記事は「私の利用体験を元に述べている」ので、最新情報をお伝えすることができます。
企業からのスカウトを見極め、有効活用していきたい方にぜひご一読いただきたい記事です。
今回スカウトサービスを紹介する転職サイト・エージェント
先に、今回スカウトサービスを紹介する転職サイト・エージェントについて概要を説明します。
転職サイトは3つ、転職エージェントは3社でそれぞれ以下の通りです。
✔️転職サイト
- リクナビネクスト
- エン転職
- Green
✔️転職エージェント
- リクルートエージェント
- パソナエージェント
- dodaエージェント
リクナビネクスト
大手転職エージェントの株式会社リクルートキャリアが運営する転職サイトです。
年齢層は幅広く、キャリアを問わず気軽にエントリーすることができます。
2020年6月現在、4,872件の求人を保有しています。
エン転職
エージェントサービスも提供しているエン・ジャパン株式会社が運営する転職サイトです。
年齢層は20代〜30代の若手層に特化しており、シニアにはミスマッチが起きる可能性があります。
2020年6月現在、4,939件の求人を保有しています。
Green
HR業界のベンチャー株式会社アトラエが運営する転職サイトです。
年齢層は幅広く、IT・Web業界に特化しています。
2020年6月現在、14,482件の求人を保有しています。
リクルートエージェント
大手転職エージェントの株式会社リクルートキャリアが運営するエージェントサービスです。
年齢層は幅広く、キャリアを問わず気軽にエントリーすることができます。
2020年6月現在、300,000件以上の求人を保有しています。
パソナエージェント
大手人材派遣会社の株式会社パソナキャリアが運営するエージェントサービスです。
年齢層はシニア向けに特化しており、若手にはミスマッチが起きる可能性があります。
2020年6月現在、37,000件以上の求人を保有しています。
dodaエージェント
大手人材紹介会社のパーソルキャリア株式会社が運営するエージェントサービスです。
年齢層は若干若手向けであり、シニアにはミスマッチが起きる可能性があります。
2020年6月現在、54,000件以上の求人を保有しています。
各転職サイトにおけるスカウトサービスの違い
各転職サイト・エージェントの概要を確認したところで、ここでは実際に転職サイトごとにスカウトサービスの内容を説明していきます。
転職サイトのスカウトは、内容が同じにも関わらず、微妙にタイトルや文面が異なります。
そのため、まずは共通している内容を見ていきましょう。
✔️共通している内容
- 求職者が希望している条件と合致した際に送られる企業からのメール
- 求職者のレジュメと合致した際に送られる企業からのメール
- 転職エージェントから送られるメール
- 企業からの面接確約メール
それぞれ詳細を確認していきます。
求職者が希望している条件と合致した際に送られる企業からのメール
求職者の希望条件や勤務地が掲載求人と合致した際に自動送信されるメールです。
そのため、企業側は求職者のレジュメを見ていないことが多く、しっかりと書類選考されます。
求職者のレジュメと合致した際に送られる企業からのメール
求職者のレジュメに記載してある内容と掲載求人が求める条件が一致した際に自動送信されるメールです。
レジュメ内容と一致しているため、書類選考通過の可能性が高くなりますが、企業の採用担当が直接読み込んではいないため、見送られるケースもあります。
転職エージェントから送られるメール
求職者の希望条件や勤務地を見た転職エージェントが、それに沿った求人を紹介してきた際に送られてくるメールです。
求人自体は魅力的なものが多くなりますが、オファーしてきたのは企業ではなく転職エージェントなので、選考自体は通常のプロセスと変わりません。
企業からの面接確約メール
求職者のレジュメを見て魅力を感じた採用担当から手動で送られてくる面接確約オファーです。
書類選考のプロセスが免除されるので、企業側の採用意欲は高いことが多いです。
実はこれらの内容の表現が各転職サイトで異なっているのです。このままだと混乱してしまいますよね。
そのため、本記事では転職サイトごとの表現を共通した内容に落とし込みました。
それが以下の図です。
同じ「オファー」「スカウト」という言葉でも転職サイトによって熱意が異なることが分かります。
そのため、舞い上がらずに注意して確認していくことをおすすめします。
各転職エージェントにおけるスカウトサービスの違い
次に転職エージェントごとにスカウトサービスの内容を説明していきます。
転職エージェントも転職サイトと同様、内容が同じにも関わらず、微妙にタイトルや文面が異なります。
そのため、まずは共通している内容を見ていきましょう。
✔️共通している内容
- 求職者のレジュメと合致した際に送られる企業担当からのオファー
- 企業からの面接確約メール
それぞれ詳細を確認していきます。
求職者のレジュメと合致した際に送られる企業担当からのオファー
エージェントの企業担当が求職者のレジュメに記載してある内容と企業が求める条件を比較し、一致した際に手動で送信されるメールです。
企業担当からのオファー経由でエントリーすると、社内選考で見送られるリスクを無くすことができます。しかし、社内選考を通過しても企業の採用担当に落とされることは当然あります。
エージェントに落とされることなんてあり得るんですか。
あり得ます。エージェントによっては、7割の候補者を社内選考で落とすようですよ。企業は候補者を選別する手間を省くために転職エージェント経由で求人をかけるため、転職エージェントはその期待に応えるべく、企業からの要望に応じて最適な人材を提供する必要性が生まれるのです。
企業からの面接確約メール
転職サイトと同じく、求職者のレジュメを見て魅力を感じた採用担当から手動で送られてくる面接確約オファーです。
書類選考を免除することができますが、内定が確実になっているわけではないです。
そのため、通常の選考プロセス同様、しっかりと面接の準備をする必要があります。
転職エージェントの場合も、種類ごとにそれぞれ表現が異なっています。
そのため、転職エージェントについても、各表現を共通した内容に落とし込みました。
それが以下の図です。
注目していただきたい点がリクルートエージェントの場合、企業担当からのオファーを「企業スカウト」と表現しているということです。
つい企業から好意的に見られていると舞い上がってしまいがちになりますが、実態は企業担当が操作しているだけなのです。
また、パソナエージェントの場合、面接確約オファーを受け取ったことは一度もありません。
dodaは企業担当からのオファーの数が多いので、自身の希望条件に合致した求人に巡り合う可能性が高いです。
おすすめのスカウトサービス
媒体ごとに表現が異なることを把握した上で、ここでは私が実際に利用してみておすすめだと感じたスカウトサービスについて述べていきます。
その前提として、転職サイトと転職エージェントに分けてスカウトサービスを評価します。
まずは転職サイトから見ていきましょう。
ここでの「オファー求人の質」とは「希望条件に合致した求人かどうか」と定義しています。
どの転職サイトも希望条件に合致した求人もあれば、外れている求人もあるため、質自体に優劣はつけられません。
しかし、オファーの数という観点で比較すると、リクナビネクストに軍配が上がります。
次に転職エージェントを見ていきます。
こちらも求人の質自体は各転職エージェントごとに大きく変わりはありません。
しかし、dodaエージェントは他エージェントと比較してオファーの数が抜きん出ています。
そのため、必然的に希望条件に合致した求人のオファーを受けやすくなります。
これらの情報から「スカウトサービス」という面で見ておすすめできる転職サイト・エージェントは
転職サイトならリクナビネクスト、転職エージェントならdodaエージェント
となります。
スカウトサービス以外の評価については、以下で説明しておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。
【転職サイト比較はこちら】
【転職エージェント比較はこちら】
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スカウトサービスは効率的に転職活動を進める上で心強い味方ですので、しっかり特徴を抑えた上で有効活用していきましょう。
あなたの転職活動が成功することを祈っております。
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