「若手向けにはエン転職が良いと聞いたけど、口コミサイトではそれぞれ評価がまちまちだな。実際の利用者が体系的にまとめた情報が欲しい。」
今回はこのようなお悩みをお持ちのあなたに向けた記事です。
実は上位表示されている口コミサイトは企業からの委託案件であることが多く、事実とは乖離した内容が記載されていることもあります。
本記事の内容を参考にするだけで、
エン転職の実態を知ることができ、自分に合っているサイトなのか検討する一助とする
ことができますよ。
実際に私も若手としてエン転職を利用して転職活動を進めていますので「事実ベース」で皆さんにお伝えすることができます。
納得のいく転職活動を実現したい方々にぜひご一読いただきたい記事です。
エン転職とは
エン転職とは、エン・ジャパン株式会社が運営する転職サイトです。
2019年には株式会社oricon MEが発表した顧客満足度調査で、堂々の2年連続第1位に選出されています。
「大手転職サイト」という棲み分けではありますが、
"会員数は700万人ほどで年齢層は若手が多い"
という特徴があります。
バカリズムさんと松岡茉優さんを起用しているテレビCMや広告は有名ですね。
結論、エン転職はどのような求職者に最適なのか
エン転職の詳細に入っていく前に先に結論からお話します。
エン転職は
✔️現在若手および第二新卒であり、ポテンシャル求人に絞ってエントリーしたい。
✔️自身の希望条件に合致した企業で内定まで時間をかけずに活動したい。
という方にはおすすめです。
前述した顧客満足度調査では若手からの支持が多かったということもあり、やはり若手向きの転職サイトではあるといえます。
しかし、評価項目の対象は「サイトの使いやすさ」「登録のしやすさ」「情報量・わかりやすさ」のみとなっており
"情報自体の正確さ"
が欠落しています。
果たして、情報の信憑性という観点から考えるとエン転職はどのような評価になるのでしょうか。その真相に迫っていきたいと思います。
エン転職を使うメリットとデメリット
ここでは、20代半ばの現役転職者である私が実際に使ってみて判明したエン転職のメリットとデメリットを記載していきます。
✔️メリット
- ポテンシャル求人を多く保有している
- 自身の希望条件に合致した企業からスカウトがくる頻度が多い
- 企業側との日程調整に手間がかからない
- 事前に企業ごとの面接情報を確認することができる
✔️デメリット
- 求人数が少ない
- 求人内容と実態が大きく乖離している
- 「面接サポート」に記載されている情報が正確さに欠ける
メリット①: ポテンシャル求人を多く保有している
総合満足度調査で若手からの支持があることからも分かる通り、未経験歓迎のポテンシャル求人を豊富に扱っています。
とはいえ、企業側からスカウトされていない限り、経験者が未経験枠に流入してくる可能性もあるので、注意が必要です。
詳細は以下の記事をご覧ください。
メリット②: 自身の希望条件に合致した企業からスカウトがくる頻度が多い
どの転職サイトでも該当することですが、自身の希望条件から外れた企業からスカウトを受け取ることが頻繁にあります。
しかし、その中でもエン転職は自身の希望条件に合致した企業からのスカウトがくることが多いです。
そのため、エン転職を利用する際はスカウト欄をこまめに確認することをおすすめします。
メリット③: 企業側との日程調整に手間がかからない
例えば、企業より面接確約のスカウトを受け取ると、自動で表示されるポップアップ画面から希望日時を選択するだけで先方に伝えることができます。
そのため、形式ばってメールを作成する必要がなく、スムーズにやり取りを進めることができます。
メリット④:事前に企業ごとの面接情報を確認することができる
書類選考を通過すると、「応募・メッセージ管理」機能に「面接サポート」欄が表示され、企業ごとの面接情報を確認することができます。
この面接サポートで「面接の雰囲気」や「求める人物像」を確認することができるので、綿密な面接対策を行うことができます。
応募・メッセージ管理から面接サポートの「確認する」をクリックすると、以下ページに遷移します。
この面接サポートで「面接の雰囲気」や「求める人物像」を確認することができるので、綿密な面接対策を行うことができます。
デメリット①:求人数が少ない
他の大手転職サイトと比較して、求人数が少なくなっています。
ポテンシャル求人に特化しているという都合上仕方のない部分ではありますが、幅広い選択肢から求人を精査したい方には不向きです。
尚、2020年4月24日現在の求人数は3,402件となっています。
デメリット②: 求人内容と実態が大きく乖離している
エン転職側からの監査が緩いのか、求人内容と面接で伺った際の実態が大きく乖離していることが何度かありました。
例えば、勤務時間には「残業は月30時間程度」との記載があったものの、実際は10:00出社〜23:00退社が常態化していると面接官から伝えられました。
労働基準局から勧告を受けたかという質問に対しては「現状バレていない」という唖然とする回答。事前の適性検査で「仕事とプライベートを別に考えたい」と回答した私でさえも入社させようとする企業でした。
以前私は以下の記事を公開しましたが、求人票だけでは分からない事実も裏では存在しています。
そのため、エン転職経由で面接まで駒を進められたら必ず条件面の確認をとってください。但し、高次の面接ではなく、序盤の面接で確認することをおすすめします。
デメリット③:「面接サポート」に記載されている情報が正確さに欠ける
メリット④で説明した面接サポートですが、記載内容の信憑性が低いという欠点があります。
例えば、「一次面接の概要」欄に記載されていた面接官の名前と実際に担当いただいた面接官が異なっていたことがありました。
そのため、面接サポートの情報をすべて鵜呑みにするのではなく、面接前にメッセージを使って当日担当いただく面接官の情報を聞き出すようにしましょう。
エン転職利用に関するよくある質問
ここでは実際にエン転職を利用するにあたりよく質問される内容を厳選しました。以下、それぞれ回答していきます。
✔️質問一覧
- 登録者の年齢層を詳細に教えてください。
- 保有求人に占める職種別の割合を教えてください。
「登録者の年齢層を詳細に教えてください。」
2019年時点での年齢層別の内訳は以下のようになっています。
参考URL: https://one-group.jp/humanresource/en/data.html
ここから、エン転職では登録者の半数以上が20代の会員で占められていることが分かります。
「保有求人に占める職種別の割合を教えてください。」
2020年4月24日現在、職種別の求人数は以下のようになっています。
全求人数が3,402件ですので、営業・企画・事務・マーケティング・管理だけで半数以上を占めていることが分かります。
転職希望の業界が定まっている場合は、別途特化型サイトを利用することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
エン転職は20代〜30代の若手であれば、効率的な転職活動の一助とすることができます。
しかし、そもそもの求人数の少なさや、面接情報の信憑性が低いので、別途転職サイトを登録しておくと安心です。
転職サイト比較は以下の記事でまとめてありますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
本ブログでは、私の実体験を通じて得られた「生きた転職情報」をお届けしています。
他の転職記事では企業側から委託されたアフィリエイト案件が多いため、事実に基づいた情報にリーチするのは難しい状況となっています。
そのような中、本ブログでは一人一人の読者にとって価値のある情報を提供しようという思いの元更新しておりますので、読者登録&スターを頂けると励みになります。