「未経験職種への転職を考えているけど、転職サイトが多すぎて選べないな。評判もサイトごとに順位がまちまちだし…。実体験ベースで転職サイトの情報を体系化してほしい。」
今回はこのようなお悩みをお持ちのあなたに向けた記事です。
本記事の内容を参考にするだけで、自分がどの転職サイトを使えば良いのか判断する一助となりますよ。
実際に私も未経験職種への転職を希望し、転職活動歴9ヶ月を経て複数の内定を獲得したので「事実のみ」を皆さんにお伝えすることができます。
これから転職サイトを使って未経験職種への転職をお考えになっている方々にぜひご一読いただきたい記事です。
- 未経験職種に転職する際に検討するべきサイト3選
- 未経験職種に転職するにあたって、結論どのサイトがおすすめなのか
- 未経験職種に転職する際に検討するべきサイトその1:リクナビネクスト
- 未経験職種に転職する際に検討するべきサイトその2:エン転職
- 未経験職種に転職する際に検討するべきサイトその3:Green
- 未経験職種に転職する際は自分の目的に合ったサイトを選択する
- 転職サイト利用に際してよくある質問
- まとめ
未経験職種に転職する際に検討するべきサイト3選
今回取り上げる転職サイトは以下の3つです。
- リクナビネクスト
- en転職
- Green
リクナビネクスト
リクナビネクストとは、株式会社リクルートキャリアが運営する大手転職サイトで、会員数は900万人を超えます。
他転職サイトと比較しても、突出した求人数を誇っており、幅広い選択肢の中から求人を選択することができます。
エン転職
en転職とはエン・ジャパン株式会社が運営する転職サイトで、会員数は700万人を超えます。
会員は20代〜30代前半の若手が多いことが特徴です。
バカリズムさんと松岡茉優さんが出演しているCMでお馴染みですよね。
Green
Greenとは株式会社アトラエが運営するIT・Web業界に特化した転職サイトで、会員数は60万人程度です。
IT・Web系については大手からベンチャーまで幅広い求人を扱っており、志望業界が決まっている方であれば効率の良い転職活動を実現することができます。
未経験職種に転職するにあたって、結論どのサイトがおすすめなのか
先に結論からお話してしまうと
"転職者の置かれた状況によって変わる"
というのが正直なところです。あっさりしすぎですね。
もう少し掘り下げていくと以下のようになります。
✔️希望の業界が定まっておらず、幅広い求人にリーチしたい
⇒「リクナビネクスト」
✔️希望の業界が定まっておらず、ポテンシャル求人に絞ってエントリーしたい
⇒「エン転職」
✔️IT・Web業界を志望しており、ベンチャー企業から大企業まで幅広い求人にリーチした
⇒「Green」
この根拠を次項から述べていきます。
未経験職種に転職する際に検討するべきサイトその1:リクナビネクスト
ここではリクナビネクストについて項目ごとに評価していきます。
求人数
2020年4月16日現在、6,523件を保有しています。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、クローズした求人が増えたため、急激に減少しています。
求人の内容
2020年4月16日現在、独占求人を約5,000件保有しています。
人事とのコミュニケーション
チャット形式ではなく、メール形式なので、コミュニケーションに若干手間がかかります。
また、期日になっても合否連絡をしない、つまり"サイレントお祈り"をしてくる企業が多いです。他の転職サイトと比較して、登録者数が多く、さばき切れていないことが原因ではないかと考えています。
スカウト機能の妥当性
リクナビネクストには「気になる機能」と「オファー機能」があります。
企業からの温度感を軸に比較すると次のようになります。
"面接確約の企業からのオファー>書類選考有りの企業からのオファー>企業からの気になる"
面接が確約されたオファーであれば、自身が登録したレジュメを人事側が事前に読み込んでいます。
それ以外のオファーは企業に求める条件に合致しただけで送られてくるので、特別感を持つのは禁物です。通常の選考と同じく書類選考からプロセスを経る必要があります。
また私の経験上、オファーがくる企業は条件面が悪く人手が足りないブラック企業である可能性が高いです。
「気になる」はオファーとは別物になりますが、採用にかける温度感は低いです。マッチングアプリにおける興味の有無と似通っており、一定の条件を満たしたため送られてきたと考えることができます。
特記事項
リクナビネクスト側でユーザの行動履歴を元に求人をピックアップし、自動で送信されることがあります。
これらのメールも見落とさずに求人研究することをおすすめします。
尚、リクナビネクストに特化した記事は以下をご覧ください。
未経験職種に転職する際に検討するべきサイトその2:エン転職
ここではエン転職について項目ごとに評価していきます。
求人数
2020年4月16日現在、3,647件を保有しています。こちらもリクナビネクストと同様、求人数が激減しています。
求人の内容
2020年4月16日現在、独占求人は約2900件保有しています。
登録者層に若手が多いということもあり、求人自体は未経験歓迎の求人を多く保有しています。
人事とのコミュニケーション
LINEのようなチャット形式でやり取りすることができ、視認性の高いUIです。
また、リクナビNEXTのような"サイレントお祈り"は皆無で、基本的には一週間を目処に返信がきます。
また、面接候補日を先方から提示されたら、ポップアップの希望日時を選択するだけで自動的に返信することができます。
スカウト機能の妥当性
エン転職でもリクナビネクストと同様「気になる機能」と「スカウト機能」があります。
企業からの温度感を軸に比較すると次のようになります。
"面接確約の企業からのスカウト>書類選考有りの企業からのスカウト>企業からの気になる"
基本的にはリクナビネクストと変わりません。スカウト内容に「書類選考免除」とあれば面接確約のスカウトとなります。
但し、リクナビネクストのように企業からのスカウトと転職エージェントとのスカウトが分かれていないので注意が必要です。
特記事項
エン転職は他の転職サイトと比較して、募集要項が充実しています。これは、エン転職の社員が直接企業に取材しているからです。
また、面接まで駒を進めると、「面接サポート」という形で面接時のポイントを把握することができます。
その内容は「面接の雰囲気」や「求められている人物像」等充実しています。転職エージェントのサポートと何ら遜色がありません。
尚、エン転職に特化した記事は以下をご覧ください。
未経験職種に転職する際に検討するべきサイトその3:Green
ここではGreenについて項目ごとに評価していきます。
求人数
2020年4月16日現在、15,794件を保有しています。
求人の内容
2020年4月16日現在、独占求人数は不明です。
とはいえ、IT・Web業界に特化した求人だけで15,000件を超える求人を保有しているため、他転職サイトと比較して多くの独占求人を保有していると予測できます。
人事とのコミュニケーション
エン転職同様、チャット形式でやり取りすることができます。
また、今現在、サイレントお祈りをされたことはなく、必ず不採用の通知がくるようになっています。
メッセージ一覧で応募状況を確認することもできます。
スカウト機能の妥当性
Greenでも他転職サイトと同様「気になる機能」「スカウト機能」があります。
企業からの温度感を軸に比較すると次のようになります。
"面接確約の企業からのスカウト>書類選考有りの企業からのスカウト>企業からの気になる"
Greenでは、スカウトを受けとるとそのままメッセージ一覧に反映されますが、気になるを受け取った場合は、気になる一覧にキープされます。
この気になるに対し、「話を聞いてみたい」を選択することで初めてメッセージ一覧に反映され、選考が始まります。
ここで注意するべきは、「話を聞いてみたい」という意思表示をしたからとはいえ、そのまま面接に進めるわけではないということです。このあたりはGreenのややこしい点なのですが、「話を聞いてみたい」は「書類選考ありのスカウト」と似たようなものだと捉えれば問題ありません。
特記事項
企業からの「気になる」に対し「話を聞いてみたい」を返すと、「マッチングした気になる」にも該当企業が表示されるようになります。
尚、Greenに特化した記事は以下をご覧ください。
未経験職種に転職する際は自分の目的に合ったサイトを選択する
こうした理由により
✔️希望の業界が定まっておらず、幅広い求人にリーチしたい
⇒「リクナビネクスト」を利用する
✔️希望の業界が定まっておらず、ポテンシャル求人に絞ってエントリーしたい
⇒「エン転職」を利用する
✔️IT・Web業界を志望しており、ベンチャー企業から大企業まで幅広い求人にリーチした
⇒「Green」を利用する
ことをおすすめします。
あとは、自分の目的に合わせて最適な転職サイトを吟味していきましょう。
転職サイト利用に際してよくある質問
ここでは実際に転職サイトを利用するにあたりよく質問される内容を厳選しました。以下、それぞれ回答していきます。
質問一覧
- 転職サイトと転職エージェントはどう違うのですか。
- 同じ求人が転職サイトと転職エージェントに掲載されていた場合、どちらを使った方が有利ですか。
「転職サイトと転職エージェントはどう違うのですか。」
転職サイトは求人検索およびエントリーするためのサイトなのに対して、転職エージェントでは専属のアドバイザーがつき、書類添削・面接サポート・企業との斡旋をしてくれます。
そのため、転職サイトを利用する場合は、アドバイザーからのサポートを受けることができず、基本的には個人での作業になります。
サービス形態が異なるゆえに、会社側が負担する課金体系も異なります。転職サイトは求人を掲載する段階で料金がかかるものが多く、転職エージェントは成果報酬型です。
但し、Greenだけは特殊です。そのため、以下に料金イメージをまとめました。
✔️リクナビネクスト
課金体系:掲載型
1求人につき18万円〜
✔️en転職
課金体系:掲載型
1求人につき28万円〜
✔️Green
課金体系:掲載型および成果報酬型
1求人につき110万円〜
✔️転職エージェント全般
課金体系:成果報酬型
求職者の想定年収の3割
(例)想定年収が400万円の場合、120万円
「同じ求人が転職サイトと転職エージェントに掲載されていた場合、どちらを使った方が有利ですか。」
採用された場合の希望年収を考慮し、転職サイトの方が企業に負担がかからなければそちらを利用した方が良心的です。
とはいえ、以下のようにエージェントに登録するメリットは確実にありますので、これらを天秤にかけて判断してください。
✔️企業担当(RA)が企業側にプッシュしてくれる
✔️面接情報を入手できる
尚、転職エージェント比較については以下の記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
転職活動を効率的に進めていくにあたり、転職サイトの選定は重要になってきますが、いずれか一つに絞るのではなく、並行して登録することをおすすめします。
各転職サイトごとに扱っている非公開求人が異なるので、それぞれのメリットを最大限享受しましょう。
また、本ブログでは「直接応募」でのエントリーもおすすめしております。詳しくはこちらをご覧ください。
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