「転職サイトはとりあえずリクナビネクストを登録しておくべきというレビューが多いけど、実態はどうなのか分からないな。利用者による具体的な体験談が知りたい。」
今回はこのようなお悩みをお持ちのあなたに向けた記事です。
転職サイトは、大手だからという理由で登録するのではなく、自分に合っているのかという観点で選択する必要があります。
本記事の内容を参考にするだけで、
リクナビネクストの実態を知ることができ、自分に合っているサイトなのか検討する一助とすること
ができますよ。
実際に私も若手としてリクナビネクストを利用して転職活動を進めていますので「事実ベース」で皆さんにお伝えすることができます。
納得のいく転職活動を実現したい方々にぜひご一読いただきたい記事です。
リクナビネクストとは
リクナビネクストとは株式会社リクルートキャリアが運営する転職サイトです。
人材紹介における最大手が運営していることもあり、保有求人数は他サイトと比較しても突出しています。
会員数は900万人を超え、転職希望者の8割が利用している
状況です。
新卒採用のサイトも同時に運営しており、そちらは「リクナビ〇〇〇〇(年度)」という形で棲み分けされています。
そのため、学生時代にすでにお世話になった方も多いのではないでしょうか。
結論、リクナビネクストはどのような求職者に最適なのか
リクナビネクストの詳細に入っていく前に先に結論からお話します。
リクナビネクストは
✔️希望の業界が定まっておらず、幅広い求人にリーチしたい
✔️自分で主体的に求人を精査、エントリーしたい
という方にはおすすめです。
リクナビネクストは特化型サイトではなく「総合型サイト」のため、幅広い業界から精査していくことができます。
また、求人数自体も多いので、自身の希望条件に合致した企業にリーチできる可能性も高くなります。
大規模な転職サイトであることを鑑みると、企業側から希望条件に合致したオファーを多く受け取れることを期待してしまいますが、果たして実態はどうなのでしょうか。
次項でその真相に迫っていきたいと思います。
リクナビネクストを使うメリットとデメリット
ここでは、私が実際に利用してみて判明したリクナビネクストのメリットとデメリットについて述べていきます。
✔️メリット
- 求人数が豊富
- 事前に転職活動の進め方を学ぶことができる
- オファーが企業と転職エージェントで分類されている
✔️デメリット
- 希望条件から外れたオファーばかりがくる
- リクルートキャリア社からのオファーがしつこい
- サイレントお祈りをしてくる企業が多い
- 企業とのやり取りがチャット形式ではなく視認性が悪い
メリット①:求人数が豊富
他の転職サイトと比較して、求人数が豊富です。
2020年4月28日現在、5,607件の求人を保有しています。
※新型コロナウイルス拡大の影響により、求人のクローズが加速しています。
例えば、同じ大手総合転職サイトであるエン転職は3,365件なので、現在の状況下でも多くの求人を保有していることが窺えます。
メリット②: 事前に転職活動の進め方を学ぶことができる
リクナビネクストではホーム画面から「転職ノウハウ」タブをクリックすることで、転職活動にまつわる情報を収集することができます。
内容はそれぞれ時系列でまとめられており
- 転職活動の全体観
- 履歴書、職務経歴書の書き方
- 求人精査のやり方
- 面接対策
- 退職交渉
の流れで過不足なくまとめられています。
事前に内容を確認することで、ポイントを押さえつつ転職活動を進めることができます。
メリット③: オファーが企業と転職エージェントで分類されている
先方から頂くオファーが企業と転職エージェントで分かれており、UIが工夫されています。
他の転職サイトではこの2つが混在した形でスカウトを受け取ってしまうので
企業からのスカウトを期待して開く
⇒転職エージェントからの勧誘だった
ということが頻繁に起こり得ます。
対してリクナビネクストでは、明確に分類されているので、必要な通知だけにリーチすることができます。
デメリット①: 希望条件から外れたオファーばかりがくる
他の転職サイトと比較して、自身の希望条件と合致しない企業からのオファーが頻繁にきます。
例えば、私はWebコンサルタントやオウンドメディアグロースを中心に見ていますが、企業からのオファーは法人営業職ばかりです。
企業としては、転職希望者の希望を汲み取る余裕はなく自社のことしか考えられていないので、即戦力人材を求めており、それゆえ過去の職務経歴を見てオファーを送ってきているのでしょう。
デメリット②: リクルートキャリア社からのオファーがしつこい
リクナビネクストはリクルートキャリア社が運営していることもあり、リクルートエージェント経由で求人へのオファーを頻繁に受け取ります。
尚、私の場合リクルートエージェントにも登録していたにも関わらず、通知が止まることはありませんでした。
そのため、リクルートエージェントとリクナビネクスト間でデータベースの共有ができていない可能性があります。
デメリット③: サイレントお祈りをしてくる企業が多い
他の転職サイトと比較して、合否の連絡をしないまま選考が終了してしまう、いわゆる「サイレントお祈り」をしてくる企業が多い傾向にあります。
登録者数が最大規模ということもあり、多くの求職者からのエントリーが殺到し、企業側でさばききれていないことが原因であると考えられます。
デメリット④: 企業とのやり取りがチャット形式ではなく視認性が悪い
例えばエン転職ではLINEのようなチャット形式のUIで企業側とやり取りできるのに対し、リクナビネクストではメール形式でやり取りする必要があります。
メッセージ自体のアイコンも小さく、現状見つけにくい仕様になっています。
そのため、どうしても視認性としては悪くなってしまいます。
リクナビネクストでよくある質問
ここでは実際にリクナビネクストを利用するにあたりよく質問される内容を厳選しました。以下、それぞれ回答していきます。
✔️質問一覧
- リクナビネクストとリクルートエージェントの違いを教えてください。
- 登録者の年齢層と、全求人に占める職種別の割合を教えてください。
「リクナビネクストとリクルートエージェントの違いを教えてください。」
両者とも株式会社リクルートキャリア社が運営しているという点では共通していますが、「一人でやるか協力を仰ぐか」の点で異なります。
つまり、以下のような違いがあります。
✔️リクナビネクスト
自分で求人検索し、エントリーするための求人媒体
✔️リクルートエージェント
専属のアドバイザーと二人三脚で転職活動を進めていき、書類添削・面接対策・企業との斡旋までサポートしてくれるサービス
「登録者の年齢層と、全求人に占める職種別の割合を教えてください。」
年齢別で見た登録者の割合と、全求人に占める職種別の割合を図示すると以下のようになります。
参照元:
https://r-yell.co.jp/media/recnavi_data.html
ここから20代の若手よりも、30代〜40代のミドル層の方が多いことが分かります。
ご自身の年齢に不安を感じている方でも登録するべき転職サイトであると言えますね。
また、職種別の割合では、「営業職」「事務職」「管理職」で30%以上を占めていることが分かります。
自身の希望職種と照らし合わせてみて検討してみることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
誰もが知る大手転職サイトであるとはいえ、オファーの質や企業とのやり取りに不安が残るとの結果となりました。
登録自体はこちらから無料でできますので、ひとまず登録しておいて、複数の転職サイトを併用するという使い方をおすすめします。
あなたの転職活動が成功することを祈っています。
本ブログでは、私の実体験を通じて得られた「生きた転職情報」をお届けしています。
他の転職記事では企業側から委託されたアフィリエイト案件が多いため、事実に基づいた情報にリーチするのは難しい状況となっています。
そのような中、本ブログでは一人一人の読者にとって価値のある情報を提供しようという思いの元更新しておりますので、読者登録&スターを頂けると励みになります。